
2025年度OFリーダーを務めさせていただきました、MF#4の開主悠大です。
まず初めに、平素より京都産業大学男子ラクロス部Vigorous を支えてくださっているOBOG、保護者、ラクロス関係者の皆様、この場をお借りして心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
まずはブログを回しくれた「えざ」について紹介し、感謝を伝えたいと思います。えざはゴンチャをこよなく愛する同期唯一のスタッフで、4年間僕たちの事を支え続けてくれました。お互い部活と授業で忙しくモチベーションが下がっていた時にはよく励まし合ったし、1番相談にのってくれた相手かもしれません。数年前はこんなに笑い合って引退してるなんて想像もできてなかったな笑
4年間ありがとうね!!最強のスタッフリーダー!!
せいやのブログで3000字と聞いて多いなってみんな言ってたけど、このブログおよそ6100字ありました。長くなってすみません。そのくらい濃い4年間を過ごせました。
1. 4年間の振り返り
2. 後輩達に伝えたいこと
3. 感謝
1. 4年間の振り返り
大学入学当初、部活に入るなんて思ってもいませんでした。なんなら留学に行って英語ペラペラになって、バイトしてお金貯めて色んな国行こうと理想を膨らませていました。そんな中ラクロス部に出会いました。新歓でのブース説明、DMでのしつこいくらいの勧誘を受け、内部の友達と一緒に体験会に行き、楽しかった思い出があります。その後なかなか予定が合わずらおゴールデンウィークの練習試合を見に行ったその日に入部宣言をしちゃいました。ほぼ勢いです。任天堂Switchをもらった横井くんとは対照的に、お古のTシャツ1枚だけで4年間続けたコスパのいい人間です。そんな感じでラクロス人生がスタートしました。
しかし、始まってみれば毎日ラクロスに没頭してました。最初はバス電車通学だったので、22時半の最終バスまでみんなでバカみたいにアフターしてたのが懐かしいです。毎日1限がある上、課題もあったりと大変に感じましたがそれ以上にラクロスが楽しくて、ラクロスしてる間は授業や課題のことを考えなくてよくて、ずっとラクロスしてたいって思っていました。
ですがサマーもウィンターも予選敗退、悔しいとともにラクロスの楽しさに気づいた1年でした。
2回生になって、MFのレギュラーになることを目標に、とにかく基礎を固めて練習しました。先輩の退部や怪我の事情も絡み、MF4枚回しのうちの1人に入れました。2回生からチームの代表として試合に出場できたことは自身にとって大きな経験となりました。
チームは2部へ自動昇格
“このまま1年ずつリーグ昇格していったらラストイヤーは1部リーグで戦える”
そんな期待と今思うとめちゃくちゃ甘い考えを持ち3年目に入りました。
3年目
技術が最も成長した年
Achieve, Effect, Beyond のカテゴリー分けが始まり、自分は当初からAchieve に所属させてもらいました。チーム内での強度の高い環境で練習できたことが自身の成長に大きく繋がりました。
また、この時期に僕の相棒Hyper Power(クロス)と出会いました。自分だけの武器を作ろうと思い、左のショットばかり練習し、上からも横からもアンダーも low to ハイバンも打てるようになり、キープ、グラボ、どんどん武器が増えていきました。
ここが僕のターニングポイントだったかもしれません。
"僕のプレーでチームの勝利に貢献する"
"先輩達と絶対に1部に行く"
そう強く思ってました。ですが入替戦で大経に負け2部残留、なかなか立ち上がれず新チームへと切り替えられませんでした。
年が明けてからというものの、就活がうまく進まなかったこともあり、何に対してもやる気が無くなりました。本当にもったいない期間でした。
オフェンスリーダーなのにプレーで全く引っ張れず、
言語化に苦しみ技術指導もいまいち、
ポジション練習では指示が通らず全くまとめられず、
何もできない自分がどんどん嫌になっていきました。
オフェンスを引っ張るどころか自分のコンディションを上げるのにいっぱいでした。そんな時に僕の悩みを聞いてくれたのが最初に書いたえざでした。
4月に今年のチーム戦略を話し合い、「やるしかない」と気持ちを入れ直し、もう一度ラクロスに向き合いました。
迎えたリーグ戦
2勝2敗2分
2部リーグ4位 2部残留
4戦終えて2敗2分、正直気が気じゃなかったです。勝てない辛さ、1勝もできないまま下入れ替えにいくかもしれないプレッシャー、僕のメンタルは崩壊寸前でした。あと1点取っていればという試合が多く、OFリーダーとして責任を感じていました。また、無駄にしてしまった冬の期間を悔やみました。
そんな時、誰かのブログにもありましたが、まだ4位に滑り込める可能性があることを知り、全力で残りの時間を費やしました。4回生の最大の馬鹿力、底力でした笑
甲南に勝ち、望みを繋ぎ、関大にも勝ち4位での引退となり本当にホッとしました。何よりも下入れ替えに行かなくて済んだことに安堵し、関大戦で点を決めてくれた後輩達には感謝しかないです。ありがとう
こんな感じでVigorousを引退し、ブログを書いている今に至ります。振り返りだけでも長くなってしまいました。
2. 後輩達に伝えたいこと
伝えたいことは4つあります。
発信とレスポンスの継続
この1年間こだわってやってきたことであり、これからも引き継いでやっていってもらいたいです。リーダーとして発信する側になってわかったのは、レスポンスがないと伝わってるのかわからないし、聞いてないんかなって発信する気もなくなります。それを体感したら絶対にレスポンスするようになります。みんな一度発信者になってみてください。
発信とレスポンスと言っていますが、つまりは声を出すということです。
声はその場の雰囲気を創ります。
普段の練習の声出しで、「試合まであと○日なんで、、、」「今日は朝早いんですけど、、、」「休み多くて人少ないですけど、、、」
「元気出していきましょう!」「声出していきましょう!」
おそらく声出しの最後のフレーズはほとんどがそのような掛け声だったと思います。でも、言っているだけになっていた日の方が多かった。
試合になるとそんなもんじゃない。
スタンドからの応援、ベンチからの声掛け、フィールド内でのコミュニケーション、練習よりもはるかに多くの声が飛び交っています。
声は練習の雰囲気を創る。
その場に活気をもたらす。
練習から声を出すということを当たり前にしていく必要があり、その第一歩が、発信者からの呼びかけに応えるレスポンスであると思います。
意識するだけで変われます。やるだけです。
今年の4回生が未来のVigorousに残そうと1年間こだわった"レスポンス"を、僕たちがいなくなっても当たり前に続けていって欲しいです。
何事においても気を配る
気配りは自分の周りの環境をより良くするだけでなく、自身の価値をも高めます。数年前とは違い今やスタッフは各回生1人か2人、スタッフの存在の大きさ、ありがたみはみんなわかってるはずです。ボールや備品を運ぶ、ザバをどかすなど、一見、「スタッフの仕事」を手伝っているように見えて、実は自分たちの練習の環境を整えているだけです。グランドメイキング、ボール探し、整備もやって当たり前です。でもその当たり前ができていなかったのが今年の結果に繋がっていると思います。偉そうなことを言っていますが、自分も正直サボった時がありました。また、なかなかグラメをしない選手、ボール探しをしない選手に対して注意ができなかったのも自分の弱さです。自分で自分の価値を下げてしまっていました。そんな弱い人間にはならないでください。当たり前のことを当たり前にするのは難しいですが、当たり前にできる人は人として本当に魅力的です。
圧倒的な練習量
みんな新歓の時にやればやるだけ上手くなれるって言われたかと思うけど、その通りです。質を問う前にまず量です。特に下級生はがむしゃらにアフターしてください。どんどんステップアップしていきます。その過程で課題がでてきたらしっかりと向き合ってください。その課題から目を逸らすと苦手として残り、後に苦しみます。その壁を乗り越えるとさらに上手くなります。これを繰り返してると自然にラクロスに費やす時間は増えていくし、それに伴って練習量も増えると思うし、もちろん技術もつくはずです。
レギュラー取りたいとか試合に出たい、口だけではなく努力を行動として示すことができるのは練習しかないと思います。
アフターの際はぜひ同期、先輩後輩も巻き込んでみてください。チームメイトと同じ場所で切磋琢磨する時間が増えると技術向上だけでなく、信頼関係も構築できると思います。4回生の横の繋がりが強いのは1回生の頃に共にしたアフターのおかげかもしれません。
そして4つ目、僕が4年間の部活動を通して学んだこと、
"選んだ道を正解にする努力"
人生は選択の連続で、あの時もし違う選択をしていたらどうなっていただろう。
そんなことを考えたことはありませんか。僕はめちゃくちゃあります。4年間で数えきれないほど、ラクロス部に入っていなかったらどうなっていただろうと考えたことがあります。「今ならまだ間に合うかも」そう思って退部しようとしたこともあります。
ただ、ラクロスが好きなのに退部して逃げ出すことはしたくなかった。
過去の選択は変えられないし、どの道が正解かもわかりません。
自分の道は自分で正解にするしかない。
なら、この選択をして良かったと思えるようにしようと心に決めて過ごしてきました。
引退して4年間を振り返り、ラクロスを通して得た身体的能力、人としての成長、タフさ、最後までやり抜く力、人との繋がり、ラクロスをしていなかったらこれらは絶対に手に入らなかったと思います。
4年前にあの選択をして良かった
皆んなも、自分の選んだ道は間違っていなかったと、そう思えるよう努力してください。
未来のVigorous を応援しています。

3. 感謝
最後に4年間の感謝を述べて締めせてもらいます。
同期へ
みんな個性強くて、でもみんな仲良くて、ご飯行ったり旅行行ったり、ラクロス以外でもたくさんの思い出をありがとう。何回もラクロス辞めようと思ったけど、その度にみんなの存在があったから踏みとどまって最後まで続けられました。何人も辞めていったけど最後まで続けたみんなが誇りです。社会人になっても飲みにいきましょう!!
後輩へ
なんとか2部に残してバトンパスしたんで、来年は絶対に1部昇格してください!みんなならやれるよ!OFにもDFにも今年のリーグ戦を経験した豊富なメンバーがいるし、今年試合に出れなかった人らは俺らの番が来たと思って熾烈なレギュラー争いしてください!また顔出しに行きます。
25OFへ
全然指揮も取れずプレーでもかっこいい背中を見せれなかったこんなリーダーやけど、1年間リーダーさせてくれてありがとう。新チーム当初、ピリついた練習よりも楽しいと思える練習にしようと思いやってたけど、その結果チルトとやくまんは全然集合おらんし、チルトとてつはよいしょして良い後輩演じるし、だいぶ甘やかしてしまったけど、リーグ戦最後後輩達に助けられました。特に2回生に場数を踏ませてあげれたことはめっちゃ良かったと思ってるし、来年以降に大きく繋がると思ってます。26OFなら1部を倒せる組織を作れると思うから頑張れ!
コーチの方々へ
羽尻さん
僕たちの1回生コーチでもあり、今年のヘッドコーチである羽尻さん。ご家庭の事情などで忙しい中最後まで僕たちに関わってくださりありがとうございました!
羽尻さんのヘッドコーチの歴史の1ページになれたこと嬉しく思います。
羽尻さん自身今年の反省をされていましたが、今年1年があったからさらに良いチームが作れたと来年再来年に回顧してもらえたらそれだけで報われます。
来年こそ1部昇格よろしくお願いします!!
安里さん
2回生の頃から見ていただき、セットプレーのボールマンやエキストラなどを任せてもらえるようになって、僕の実力を引き出してもらえた恩師だと思ってます。3回になって僕がテクニック系のプレースタイルに変えてからもそれを受け入れて、その中でアドバイスしていただいたこと感謝しています。オフェンスで悩んでる時に話を聞いて助言をいただいたおかげでここまで成長できました。ありがとうございました!
いぐさん
1.2回生のころはあまり話したこともなく、先輩ロング陣と仲のいいコーチ、OBの感覚でした。でも試合で僕がいいプレーした時にはめっちゃ褒めてくれてめっちゃいい人やん!って思ってました。いつからか忘れたけどめっちゃ絡まれるようになって、僕もちょっと舐めた感じで返してから一気に仲良くなった?なんて言ったらいいか分からないですけど、すごく距離が近くなって、お兄ちゃんみたいな存在でした。また美味しいご飯連れていってください!!
じょーさん
元々テーピングを貼るタイプではなかったですが、チャレンジカップで怪我してから特にお世話になりました!いつも試合のメンバーチェックの際の盛り上がり最高でした!
これからも後輩達のサポートよろしくお願いします。
デカさん
このブログを読んでおられるかわかりませんが、デカさんにも大変感謝しています。最後の1年はOB会長としてでしたが、度々茶屋にきていただき、個別に指導していただき、僕が壁を乗り越える手助けを何度もしてもらいました。本当にありがとうございました。最後まで殻を破ることができず結果で恩返しできなくて本当に悔しいです。
最後に家族へ
大学でも部活をさせてくれてありがとう。ご飯、洗濯、送迎、金銭面、たくさんサポートしてくれたおかげでやりきれました。最後のリーグ戦始まってからはよく観戦に来てくれてラクロス面白いって言ってくれて嬉しかったです。もっと上手くなっていっぱい点取ってる姿見せたかったけどできず残念です。これから社会人になって少しずつ恩返ししていきます。
長くなってしまいましたが、多くの人との出会い、たくさんのサポートに感謝しております。
4年間ありがとうございました。
拙い文章にはなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後も京都産業大学体育会男子ラクロス部 Vigorous へのご支援ご声援の程よろしくお願いいたします。
次にブログを書いてもらうのは、我らが主将、山本龍央です。主将として常に先頭に立ち、プレーでもかっこいい背中を見せてくれた頼れる主将です!!
主将のブログ期待してるよ!よろしく!

